外国人雇用のお手伝いを進めていく中で、「外国人アルバイトを採用したものの、すぐに辞めてしまった」という声を聞くことが多いです。外国人雇用を積極的に進めていきたいものの、過去の苦い経験から二の足を踏んでいると。

そこで、外国人アルバイトを定着させるポイントを紹介していきますが、日本人アルバイトを雇い入れる時に気をつけることとは違う、外国人材を雇用するうえで、考えなければならないポイントを紹介します。

ポイント1 同じ国籍のアルバイトを雇用する

あなたがもし外国で働くことになった時、同じ職場に日本人がいれば安心するはずです。

外国人も同じです。

「フィリピン人を雇ったらフィリピン人を雇う」

「ネパール人を雇ったらネパール人を複数名雇う」

といったように、職場に同じ国籍の人がいると、仕事上で問題が起きても、助けあったり相談をしあったりします。日本での生活や母国のことなど、プライベートな相談もできます。同じ国籍の外国人スタッフを複数名雇うことで、早期退社を防げる可能性があるのです。

私がご紹介する、最も効果的でおすすめできる方法は、『友達を紹介してもらう』ことです。

国籍が同じ友人は、日本語レベルや仕事へのモチベーションも似ていることが多く、お互いに励ましあって、うまく働いてくれるでしょう。

定着率が上がる可能性は格段に上がります。

ただし、辞める時には2人同時に辞めてしまうというリスクがあることもお忘れなく。

外国人アルバイトが雇用後すぐに退社させない ポイント1

外国人アルバイトの雇用は、同じ国籍のスタッフを2名以上いれるのが効果的。

友達を紹介してもらい雇うのがベストだけど、同時に退社するリスクを忘れずに

ポイント2 国籍が違う外国人は対立する可能性がある。

先述のポイントにも関連するのですが、違う国籍の外国人がもめてしまい、退職につながるという問題です。

我々にとってはひとくくりに外国人で、

「日本に来て不安だろうから仲良くやるだろう」

「仕事でわからないことがあれば助けあうだろう」

こんな勝手な妄想をしますが、真逆だと思ってください。

同じ職場に、フィリピン人と、ブラジル人と、ネパール人と、ベトナム人がいた場合に、彼らの共通言語は結局日本語です。フィリピン人の英語力は世界でもトップクラスですが、ブラジル人は日本人の英語力のちょい上、ネパール、ベトナムは日本人以下の英語力です。

たどたどしい日本語でのコミュニケーションはうまくいかないでしょう。

製造業の現場で、外国人が数多くいる場合、同じ国同士でコミュニティーを作り、そして対立するという構図は良くある話しです。

アルバイトではないのですが、中国人が多く住むシェアハウスにベトナム人を多く入居させたら、中国人が全員出て行ってしまったという話しを聞いたことがあります。

オーストラリア人とフィンランド人の親友とか、ベルギー人と韓国人のカップルとか、国籍を超えて仲良くしているケースも目にしますが、共通の言語でコミュニケーションが取れることが、かなり関係していると思われるので、各国の方が話す言語や英語力も気にする必要があるでしょう。

世界の国々の英語力はこちらの記事、「日本の英語力は世界で何位?世界中の国々の英語力ランキング」をご覧ください。

外国人アルバイトが雇用後すぐに退社させない ポイント2

外国人同士が仲良くやるという妄想を捨て、多くの国籍を混在させないようにする。

日本人のようにその国の言葉しか話せない外国人は多いので、日本語能力や英語能力に気を配る。

ポイント3 仕事を教える時に視覚的に説明する

仕事の説明を日本語だけでは行わないことは、かなり重要なポイントです。

どんなにゆっくりと丁寧に話しても、外国人アルバイトが日本語を話せるとしても、全く頭に入っておらず、なにもできない可能性があります。

外国人アルバイトを効果的に活用して成功している企業では、マニュアルをイラストとひらがなで作成し、さらに可能であれば英語版やポルトガル語版を作って、視覚的にわかるようにしています。

マニュアルが無くても、言葉だけではなく、実際に仕事をやって見せて、そしてスタッフにやってもらいます。さらにこれを動画でとれば、わかりやすい動画のマニュアルになります。

外国人が仕事の覚えが悪い時は、仕事の理解力ではなく、伝え方がわかりにくかった可能性が高く、伝え方が悪いことで退社につながる可能性があります。要するに雇用する日本人の問題なのです。

<h3>外国人アルバイトが雇用後すぐに退社させない ポイント3</h3>

仕事は言葉だけではなく、視覚的に理解できるように工夫すること。

仕事が覚えられないのは、雇う側に問題がある可能性が高い。

ポイント4 あいまいな表現はやめて簡単な日本語で指示をだす

日本人は言葉のニュアンスや空気を読み取って行動しますが、この考えで外国人アルバイトに接してはいけません。曖昧は表現はやめて、簡単な日本語で、正確に具体的に伝える必要があります。

アルバイトの現場では、

「もっとしっかりやって!」

「なるべく早くやって!」

という具体性が無い指示が飛び交うことが多いです。

清掃の現場なら、

「モップにもっと力を入れて床をこすり、汚れをキレイに落としてください」

「11時までにこの作業を終わらせてください」

と、具体的でわかりやすい指示を出せるように心がけてください。

そしてアルバイトが注意されて仕事ができたら、「いいよ!」といった短くて簡単な言葉で、できたことも伝えることを忘れずに。

その言葉で仕事の仕方が合っていたことに理解できます。

日本人は注意をするものの、正しい時に声をかけない人が多いです。

外国人アルバイトが雇用後すぐに退社させない ポイント4

曖昧な表現を辞めて具体的な指示をする。

注意した後に正しい仕事ができたら、合っていることも伝える。

ポイント5 昇給のタイミングや条件を明確に伝える

外国人スタッフが、

『この仕事ができるようになりましたが、時給は上がりますか?』

というアピールを週に1回してきて困るんです。

こんな相談を受けたことがあります。

これは、「頑張ったら時給が上がるよ」といった、入社時の説明が曖昧で悪かったことと、

「結果を出し能力が高い人物は正当に評価され、高い報酬を得る」という考えが、外国人の元にあることから起こったことです。

入社時に、勤続期間で横並びに昇給するなら、その事実をしっかりと伝える、リーダーになったら昇給するのであればそう伝える。これで、外国人のモヤモヤも、雇用する日本人のモヤモヤも取り除けます。

もし、仕事へのモチベーションを上げ、定着率を高めたいなら、正当に評価する制度への見直しが必要なのかもしれません。

外国人アルバイトが雇用後すぐに退社させない ポイント5

昇給に対して誤解を持たせいないようにする。

必要であれば評価制度の見直しも行う。

最後に・・・

外国人は、

「日本が好きで日本に来ている」

「日本人とコミュニケーションがとりたい」

「日本で仕事をしながら生活をしたい」

といった考えを持っているはずです。

日本人の生産年齢人口が減り続けている今、日本に来ている外国人の力を借りて、その力を最大限に活かせる環境を作り、企業価値を高めていくことが、これからは必要になってきます。

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